理学研究科 硝子機器開発・研修室が令和5年度総長業務功績賞を受賞しました

 総長業務功績賞は、職員の職務遂行意識の高揚並びに本学の業績改善及び効率化の推進を図ることを目的とした表彰で、事務部門、技術部門から成り、技術部門は本学の研究を技術面から支援する職務において、研究成果の創出に係る顕著な貢献その他の業務上特に顕著な功績があった方について表彰されます。

 令和5年度は、全学から2件のグループによる技術職員が表彰され、本研究科からは硝子機器開発・研修室の扇 充氏、澤田 修太氏、佐藤 由佳氏の「硝子工作技術による特殊ガラス実験装置の設計・製作支援」が受賞し、令和6年3月19日に総長から賞状が授与されました。

 この業績は、最高精度を必要とする特殊ガラス実験装置の設計・製作の技術支援により、原子核物理学における三体核力の実証実験に世界で初めて成功することができました。また、生命誕生の起源に迫る隕石衝突蒸気雲模擬実験や大気中温室効果ガスの精密測定を支援し、地学・地球科学や気候物理学の分野でも研究結果創出に大きく貢献した事が評価されての受賞となりました。

令和5年度 理学研究科・理学部技術研究会が開催されました

2023年12月5日に理学研究科・理学部技術研究会が開催されました。

今年度は、4年ぶりに対面のみでの開催となりました。

大学院生命科学研究科(理学部生物学科)田村宏治教授による特別講演「細くて小さなガラス細工が立証した、鳥類恐竜起源説」の他、理学研究科技術賞表彰式と受賞者講演、技術職員による技術関連発表7件がありました。

技術研究会での講演、報告と技術関連発表の内容は、年度末に発行される「令和5年度技術部報告」に掲載される予定です。